吉事次第 (きつじしだい)とは、鎌倉時代に書かれた文献のひとつです。これには当時の天皇・貴族の間で行われた葬儀の概略が書かれて居ります。この時代には、蔡事或いは凶事という言葉が忌み嫌われ、葬儀のことを吉事或いは勝事とよんで居りました。
鎌倉時代には 浄土宗、浄土真宗、禅宗、日蓮宗が興されました。貴族階級は没落し、武士階級が興隆し、民衆は厄災に悩まされる事に成ります。日本に於ける 武士や庶民の葬法はこの時代から出来始めて居ります。その基になるのは 中国で編纂された禅宗の葬法で、本来は僧侶の為の葬法ですが それに手を加えて 武家や民衆の葬法と変化して行きました。
吉事次第には 以下のように書かれて居ります。
まず人が死ぬと北枕に直し、衣を上にかけてご遺体を覆い、枕元に屏風を逆さに立て、燈火に火を灯し、葬儀が終わるまで消えない様に守る。香は燈火の火を点けて焚く。夏は酢を容器に入れて死臭を消す。人々は屏風の外に待機し、僧侶は死者に真言を唱える。
棺は木製で長さ6尺3寸、幅1尺8寸、高さ1尺6寸を標準とする。棺の中には香や土器の粉を敷き詰め、ご遺体が動く事を防ぐと共に、ご遺体から漏れる体液を吸収する事に役立てる。納棺は褥のままご遺体を納め、その上に梵字を描いた布で覆う。そして頭、胸、足の三カ所に砂をふりかけ、蓋を閉じて葬儀に時まで北枕で安置する。葬儀は夜間に執り行い、葬儀後は葬列を組んで貴所屋(火葬の為の仮屋家)に送り荼毘に付す。収骨は焼骨をカメに納めて土砂を加えて蓋をし白の皮袋に包む。そのご遺骨は三昧堂に納める。葬儀・火葬が終れば 貴所屋を取り壊し、その後にお墓を作って卒塔婆を建てる。
この当時は葬儀の後、魚鳥などを放して死者の冥福を祈る習慣も有りました。七七日と一周忌の法要は以前から有りましたが、この時代から三回忌や十三回忌の法要が営まれる様に成りました。
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