家墓(いえはか)とは、「○○家の墓」とか「○○家先祖代々」などのような家名を刻んであって、その家の家族や親族の遺骨を共同で納める形態になっています。単位が家になっていて、その家の先祖から子孫へと引き継がれていきます。
現在一般的になっている墓の形式ですが、増え始めたのは明治以降のことで、火葬が庶民にも一般的になり、墓所を構えることができるようになってから広がった墓の形態です。
明治31年に制定された民法の家制度では、庶民にも長男の家督相続制が規定されていたため、墓は長男が継ぐことになっていました。
家督制度は民法大改正で廃止されています。
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