一輪ざし(一本花)とは・・・しきみを一輪 (一本) さす(お供えする) こと。
また、初七日までお供えするのが良いと言われています。
意味として・・・一輪なのは、これでもうお供えしませんよ、又お供え出来ませんよ、と言う意味や
お釈迦様が亡くなった事を知らせる為に、枝を一本もって行った事から始まった。
と、言われています。
しきみを用いるのは、灰になっても香りが残る事や、常緑樹で一年中有る為とか。
昔は、椿の花をさしていた事もあったようです。
由縁として・・花が「ポト」と落ちる事から「これで最後」という意味からのようです。
末期の水とは・・・医師から臨終を宣告されたら立ち会った家族や近親者が、死にゆく人
(亡くなった人)に最後の水を与えること。
また、死んでゆくものに対する、最後のはなむけとして、臨終間際の人の口に
捧げる水を言う。「死水(しにみず)」とも言う。
意味として・・・死に瀕した人の蘇生を願って水を与えた (呪術的儀礼)
残された人々が最後の別れをするための儀式
と、言われている。
葬儀の役割 4.感情の処理 (心理的役割)
人の死は周囲の人に衝撃を与え、さまざまな感情をもたらせます。
その悲しみや心の痛みを癒すことや、死の衝撃を受け入れることには長い時間が必要になります。
この悲しみにある人々の心に寄り添い、慰めることが必要になってきます。
そのさまざまな感情を癒す為の一つとして、葬儀が行われます。
葬儀の役割 3.霊の処理 (文化・宗教的役割)
人が死を迎えることにより、生きていたこの世では、その人と残された者との関係が閉ざされます。したがって、亡くなった人の霊を「この世 (現世・此岸)」から「あの世 (来世・彼岸)」へ送り出す必要があります。
残された者は死者の霊を慰め、あの世での冥福を祈ると同時に、死者との間に新たな関係を作り上げることが求められてきます。それらはこの世での営みが深く関係し、故人または遺族が信仰していた宗教的な儀礼によって行われます。
この宗教的な儀礼が葬儀の中心となり、葬儀の形式・形態に関係し、式進行にも影響してきます。
葬儀の役割 2.遺体の処理 (物理的役割)
死者の身体である遺体は、生命を失うことにより腐敗が始まります。その為、遺体を土に埋めたり(土葬)、火で燃やしたり(火葬)などして処理を行う必要が出てきます。
死者との決別とは、実際には遺体との別れです。したがって遺体を処理すると言う事は、人としての決別になりますので、単に物理的な処理以上のものがかかわってきます。
葬儀の役割 1.社会的な処理 (社会的役割)
人は社会的に生きている存在ですので、社会がその死を処理する必要があります。社会にその人の死を通知したり、社会の人々が集まってその死を確認したり、現状でいえば死亡届を役所に提出し、戸籍から抹消すると共に、相続などの手続きをする必要があります。
「市民葬」とは、市営の斎場を利用し、
更に、市で保有している葬祭品を使用する形式で葬儀を行うのが「市民葬」です。
結果として、民間の葬儀社へ普通に葬儀の依頼をするよりも費用が安くなることが主なメリットです。
ただし、どの自治体でもやっているわけではなく、
申し込み資格も存在するので、利用できるかどうかを事前に知っておきたいものです。
また、分からない事や思っていることはどんな些細なことでも納得できるまでしっかりと相談・確認をして、後悔をしないように 最終的にはご自身の意思で決める事が大切です。
「火葬式」(直葬)とは、式を行わず、火葬のみを行う形式が「火葬式」(直葬)です。
故人が高齢の為、親・兄弟・知人は殆ど亡くなっており、お呼びする人が少ない・・・。
更に、故人の遺志により、お葬式はしない形式を希望の場合に最適なのが、この「火葬式」です。
(費用の負担も最小限に抑えられます)
また、分からない事や思っていることはどんな些細なことでも納得できるまでしっかりと相談・確認をして、後悔をしないように 最終的にはご自身の意思で決める事が大切です。
「家族葬」とは、家族や親族・親しい知人を中心に、自分たちが想っている形で故人を送ってあげたい。
更には、費用を出来るだけ抑えて行いたい方に最適なのが、
お通夜・告別式を自分たちの想う形で行う「家族葬」です。
また、分からない事や思っていることはどんな些細なことでも納得できるまでしっかりと相談・確認をして、後悔をしないように 最終的にはご自身の意思で決める事が大切です。
「葬儀」(葬式)とは、狭い意味では「葬儀式」、広い意味では「葬送儀礼」の略です。
つまり臨終から死者を葬(ほうむ)り、悼(いた)むための一連の儀礼の事を「葬儀」(葬式)と表します。